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築古木造アパート 高利回りの罠と見極め方

「表面利回り15%」「再建築不可で破格」── 築古木造アパートは魅力的に見えますが、買ってから初めて気づく罠が4つあります。実例で1つずつ検証します。

サンプル物件

地方 築32年 木造アパート 6戸
価格 1,800万円 / 月家賃 22.5万円(満室)
表面利回り = 270 ÷ 1,800 = 15.0%

罠1:融資が組めない

法定耐用年数22年を超えた木造は、メガバンク・地銀ではほぼ融資不可。ノンバンク融資(金利3.9〜4.9%、期間10〜15年)が現実解です。

借入1,500万・金利4.5%・15年
年間返済額 ≈ 138万円
NOI(運営費15%+空室20%控除) ≈ 270×0.65 ≈ 175万円
税引前CF ≈ 175 − 138 = 37万円/年

表面15%が、実質CFベースでは利回り約2%相当。融資条件で半分以上が消えます。

罠2:突発的な大規模修繕

築30年超は購入後5年以内に1回は発生。CF 5年分が消える前提で見るべき。

罠3:空室サイクルの長さ

地方築古は1戸退去で6ヶ月以上空くことも珍しくない。広告では満室想定でも、稼働率75〜80%が実態。 サンプルでは空室20%で再計算済み。

罠4:出口がない

買い手は同じ高利回り目的の投資家のみ。融資が付かないため現金買い、価格は土地値以下まで叩かれます。 土地値(路線価×0.8×面積)が購入価格を上回っているかが最低条件。

買って良い築古木造の条件

  1. 土地値 ≥ 購入価格(最悪、更地売却で損切り可能)
  2. 修繕履歴が10年以内に外壁・屋根・給排水のいずれか
  3. 駅徒歩15分以内 or 大学・工場の至近
  4. 耐用年数残4年以上で減価償却の節税効果が取れる
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