GUIDE

インボイス制度と不動産オーナーの実務対応

インボイス制度(適格請求書等保存方式)は2023年10月開始、経過措置の段階的縮小が進行中。住宅オーナーは影響薄、テナント保有オーナーは判断必須です。

1. 影響を受けるかの早見表

保有物件タイプ                影響度
------------------------- ------
住宅(アパート/区分マンション) なし(消費税非課税)
店舗・事務所テナント           大
駐車場(月極/コインパ)          中〜大
倉庫・トランクルーム           大
民泊・短期賃貸                 大

2. なぜテナントオーナーは判断が必要か

テナント賃料には消費税がかかります。借主が課税事業者の場合、オーナーが 免税事業者のままだと借主は仕入税額控除が受けられず、賃料の実質値下げ要求が来やすくなる。

3. 課税事業者選択の損益分岐

サンプル: 店舗テナント 年家賃660万円(税込)
受領消費税 60万円
仕入控除可能消費税 約15万円(管理費・修繕費等)
納税額(本則) = 60 − 15 = 45万円

2割特例(2026年9月まで) = 60 × 20% = 12万円
=> 経過措置中は2割特例が有利

4. 2割特例の概要と期限

5. 駐車場の取扱い

6. 判断フロー

  1. テナント or 課税対象収入があるか → なければ対応不要
  2. 借主に法人/個人事業主が含まれるか → いれば登録検討
  3. 収入規模1,000万円以下 → 2割特例を活用して負担軽減
  4. 収入規模1,000万円超 → 本則 vs 簡易課税を試算

7. 登録の実務

物件種別から税務インパクトを試算
▲ テナント比率を入力すると、本則と2割特例の納税額が並列表示されます。

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