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出口『売却 vs 保有継続』判断軸

保有10年目、買値より高い指値が入った──売るべきか、持ち続けるべきか。感覚で決めず、4つの数値軸で判断するフレームを実例で解説します。

サンプル設定(保有10年目)

購入時:  2,500万円 / 借入2,000万・1.8%・35年
10年後:  ローン残債 約1,560万円
         市場想定売却価格 2,300万円
         保有継続なら年間CF 約17万円(家賃下落織込後)

判断軸1:今売った場合の手残り

売却価格           2,300万円
− 売却諸費用(3%)    -69万円
− ローン残債      -1,560万円
税引前 売却益       671万円

譲渡所得税(長期20.315%)
取得費=2,500万-減価償却累計360万=2,140万円
譲渡所得=2,300-69-2,140=91万円
税額=91×20.315%≈18万円

税引後 手残り    約 653万円

判断軸2:保有継続のIRR

残り20年保有した場合、年間CF約17万円+元本返済による資産形成+20年後の売却想定。

年間CF 17万円 × 20年 = 340万円
20年後の想定売却額 1,500万円(築年下落)
20年後の残債 0円(完済)
=> 20年運用IRR ≈ 4.2%

判断軸3:今売って再投資した場合のIRR

手残り653万円を自己資金に
新規物件 3,000万円・利回り8%地方一棟想定
=> 想定IRR ≈ 7.5%(リスクは上昇)

判断軸4:デッドクロスの近さ

減価償却終了年(例:購入12年目)が近いほど、税負担急増でCF激減。 デッドクロス前の売却は税効率の観点で合理的です。

結論フロー

  1. 売却IRR > 保有IRR + リスクプレミアム3% なら → 売却検討
  2. デッドクロス2年以内 → 売却優位
  3. 残債 > 売却想定価格 → 売却不可(持ち続け or 追い銭)
  4. 再投資先が無い → 保有継続が安全
売却vs保有のIRRを同時試算
▲ 保有年数・売却価格を入れるだけで、両シナリオのIRRが同画面に。

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