1. 定義と計算式
表面利回り = 年間満室家賃 ÷ 物件価格 × 100
実質利回り = (年間家賃 − 運営費 − 空室損失)
÷ (物件価格 + 購入諸費用) × 1002. 違いを一目で(サンプル物件で比較)
条件:価格2,500万円・月家賃10万円・運営費月1.2万円・固都税年5万円・空室5%・諸費用175万円。
項目 表面利回り 実質利回り ---------------- --------------- --------------- 分子の家賃 120万円(満室) 114万円(空室控除後) 運営費の控除 なし 年19.4万円控除 分母 2,500万円 2,675万円(諸費用込) 結果 4.80% 3.54% 差 −1.26pt
広告の表面4.80%は、手元では実質3.54%。差は約1.3ポイントです。 築古・地方物件では2〜3ポイント開くことも珍しくありません。
3. 差が広がる物件・狭まる物件
- 築古RC・木造 → 修繕費が高く、差が広がる
- 地方・郊外 → 空室率が高く、差が広がる
- 築浅・都心駅近 → 運営費比率が低く、差は小さい
- 戸建賃貸 → 共用部運営費が少なく、差は小さい
4. 計算ツールで一発比較する
RE/ANALYSIS は、物件URLや簡単な入力から表面利回り・実質利回り・NOI・DSCR・税引後CFを 同時に算出します。空室率や運営費は地域別の実勢値で補完されます。

5. 比較するときのチェックリスト
- 運営費比率(年家賃に対する%)は地域・築年と整合しているか
- 空室率はその地域の実勢に近いか(地方ほど厳しめに)
- 諸費用は物件価格の7〜10%で見ているか
- 実質利回りが融資金利+1.5%を確保できているか